中国との出会い!!

杭州から衢州(御眠りタイム)

杭州・衢州

(「楼外楼での食事(西湖のほとりで・・・)」からの続き) 

 

 翌朝7時に食事し、チェックアウト。民営企業の総経理助理(社長補佐?)の裘氏と通訳の林氏の出迎えを受け、いざ、鉱山調査へと出発です。

 

 と言っても、杭州から浙江省の西端に位置する衢州までの移動です。油面(アスファルト舗装)の道路が続く為、居眠りターイムの始まり始まり(仕事する気全くないなプンプン)。何事もメリハリが大切です(やかましいムキー)。

 

 参考までに、浙江省の略図を掲載いたします。

 

 

 建徳県(現在は市)の手前辺りで、油面(アスファルト舗装)の道路が終わり、目が覚めた白楽雲です。そろそろ昼飯の時間です。何もする事が無いので、寝るか食べるかしか楽しみがありません。

 

 建徳(厳州)は、以前江南の重要拠点とされ栄えた街です。建徳府が置かれたり、厳州府が置かれたりしたのです。歴史のある街だったんですなぁ〜。

 

 

 昼飯を食べ終わると、裘さんに「水力発電所に行ってみませんか」と言われ、何もする事ないので、行く事にしました。建徳の近くに、新安江を堰き止めた新安江水庫(ダム)があり、千島湖と言うそうな。

 

 淳安県(賀城)と遂安県(獅城)と言う、古からある城郭都市を飲み込み、住民は皆移住を強いられ、中国のアトランティスと言われているそうな。

 

 地図に載っていない村が未だにあると言われていた中国ですから、移住させられた人はまだ幸せだったでしょう。ある日、川の水位が徐々に上がり、何も知らず、住む場所を奪われた人もいる筈です。

 




 左から運転手、裘さん、発電所の案内係、私、Sさん、林さん

 

 何とも胡散臭い日本人2人ですね。千島湖は琵琶湖の約90%の広さの人口湖です。彼らとしては、自慢すべき建造物なのでしょうが、申し訳ありませんが、全く興味が無いのでございました。

 

 さて、ワゴン車に揺られる事9時間、午後6時過ぎに本日の宿泊地、衢州市に到着。

 


 衢州城門(写真借り物です)

 

 何もしていませんが疲れました。ホテルは無く、招待所(簡易宿泊所)ですが、湖北省よりはましです。 兎に角、飯食べて寝るだけ。これでは豚の様に肥りそうですね。

 

 案の定、ビールは冷えてません・・・。

 

 

 

(つづく)


何がそんなに楽しいの

常山県芳村鎮

 翌朝7時に朝食を摂ると、すぐさま出発です。衢州市から更に西の常山県芳村鎮の鉱山を調査した後、麗水市まで移動せねばなりません。

 

 しかし考えてみれば、こんなとこまで来た日本人はかつていたのであろうか。何の因果でこんな田舎町に来てしまったのか(上司の命令だろ)。

 

 常山県芳村鎮から更に山を登って行きます。ちょいボケですが山です(見りゃ解るわい、何の山だよ)。

 

 

 更に登って行きます(無視かい)。かなり高く上がって来ました。湖北省で高度計付きの時計をあげてしまうんじゃなかったと後悔する白楽雲です。

 

 

 すると、前をトラックが道を塞いでいます。もう鉱山は近いとの事。農作業から戻って来たと思われるお婆さんが、嬉しそうに何か話しかけて来ました。

 

 

 流石のSさんも「方言がきつくて解りません」。中国では山を越えれば別言語と言って良い程の違いがあり、特にお年寄りは普通語が話せません。

 

 因みに普通語(プートンホワ)とは北京語ではありません。北京語は北京訛りの言葉です。でも面倒なので北京語が普通語の様に言われています。

 

 悪路の為、ゆっくりと上がって行きます。ふと後ろを見ると・・・。

 

 

 子供達が追っかけて来ます。そして追い越していきました。そして、村らしき場所を通り過ぎ暫くしてまた後ろを見ると・・・。

 

 

 村人たちが、ぞろぞろとついて来ます。杖を突いているお婆さんまでいます。私達は余程珍しいのでしょう。差し詰めジャニーズと言ったところか(日本人がどんな奴らか見たかっただけだろ)。

 

 さて、やっと鉱山に着きました。

 

 

 ワゴン車に群がる村民たち。左端の兄ちゃんは踊っています。「何がそんなに楽しいの」と聞いてみたい心境です。日本からの有名人に少々興奮気味ですね。何かStarになった気分(勘違いするなよ)。

 

 そして、その鉱山が「これだぁ〜」って、つまんないでしょ。

 

 

 そして、掘られた石が「これだぁ〜」って、私もつまんないのですが・・・。

 

 

 パイロフィライト(葉蝋石)と言う鉱物です。知らない人なら、「ただの石じゃん」と思うでしょ。 実は当時私もそう思ったのです。しかし、Sさんにはそんな事言えませんので、蘊蓄を並べ立てたのでございます。

 

 「これを陶器の素地に配合すると焼成時の熱膨張が抑えられるんですよ、割れたりヒビが入ったりするのを押さえるんですね」なんてね。

 

 写真も撮ったし、サンプルも採ったし、もうここには用はありません。とっとと撤収しましょう。麗水までの道のりは結構あるのです。

 

 こんないい加減な仕事で、給料と出張旅費が貰えるんだから溜まりませんなぁ〜(その内天罰下るぞ)。何ですかぁ〜(聞えない振りしなぁ〜いプンプン)

 

 

 

(つづく)


退屈ったらありゃしない

常山県芳村鎮

 鉱山を後にした(全く未練もございません)私達は、鉱山を管理している常山県芳村鎮の人民政府を訪問しました。とっとと次に行きたいのですが、表敬訪問はしとかなくては仁義に反しますから仕方ありません。

 

 中国には、@国、A省級(省・直轄市・自治区・等)、B地級(市・地区・自治州・等)、C県級(市・県・自治県・等)、D郷級(鎮・郷・街道・等)の5段階の行政区画があり、それぞれに人民政府があります。

 

 国の下に省(省級)があり、その下に市(地級)があり、その下に県(県級)があり、その下に郷(郷級)があるのです。ややこしいのですが、A〜Cの3つの行政区画に市がありますね。市と言っても3段階あるのです。

 

 例えば上海市は省級(直轄市)で省と同格。杭州市や衢州市は地級市、現在の常山は常山市で県級市となります。衢州市管内の常山市なのです。この当時は県でしたので常山県とします。

 

 一時期、郷鎮企業と言う言葉がありました。改革開放政策で郷や鎮の指導で事業が進められたのです。この鉱山も常山県芳村鎮による郷鎮企業と言う訳ですね。鎮政府管轄企業と言う訳です。

 

 当然、政府の役人の他、鉱山従業員を抱えており、住居も提供されます。役人や従業員の家族が出迎えてくれました。それもその筈、こんな田舎に来る外国人なんていないのです。

 

 

 私達はその第1号、正確には私は車の中ではSさんの後ろに座ってましたから、第2号です。鎮政府に踏み込んだのが、どちらが先かは忘れました(そんな事如何でも良いわいプンプン)。

 

 私は皆さんが思いもしない様な中国のあちこちの田舎に放り込まれたのです。よくぞ生きて帰れたものだと感慨深いですね(アホかプンプン)。

 

 行く先々で日本人1号・2号となっているのですよ。すごいでしょ。中国の歴史に刻まれているのです(何言ってんだよ、もうとっくに忘れられてるわい、これ以上引き延ばしたら、ただ置かないからなムキー)。へ〜い。

 

 御土産の煙草(阿詩瑪)を1カートン(正直期待していないので)渡し、適当にお茶を濁して退散するつもりが、「食事をして行きなさい」と言われ、庁舎内の食堂(役人や従業員用)で昼食をいただきました。

 

 余程期待されているのでしよう。少しの後ろめたさを感じつつ、逃げる様に芳村鎮を後に。ここからは衢州市・金華市を経由して、麗水市まで悪路との格闘です。運ちゃん頼んだよ。安全且つ迅速に突っ走ってちょんまげ。

 

 しかし、寝たくてもこの悪路では如何にもなりません。景色も単調(山山山三昧)で退屈ったらありゃしない。仕方が無いので、私とSさんは互いの前半の出張の顛末を話して時間潰しです。

 

 私が湖北省でジタバタしている間、Sさんは広東省に居たのです。前回の出張時に持ち帰った広東省の粘土の品質が思いの外良く、事業部長が悪巧みを企んだのです。

 

 顧客を巻き込み、広東粘土視察ツアーを催することになりました(最終日は香港)。その案内役を果たして来たのですよ。

 

 以前から読んでいただいている読者様ならピンと来ましたよね、その真の目的が・・・。知りたい方は「お前の母ちゃん出べそ」を参照して下さい。

 

 私はSさんに、「香港の楽しみが無くなっちゃいましたね」と言うと、「スケベなヒヒ爺の相手してるより、よっぽどましですよ」、「嬉しい事を仰る」(まだましだって言ってるだけだろ、勘違いするなよなプンプン)。

 

 「もうそれ目的見え見えですからね、広州ではダメなのかって言われても、もし捕まったらエライ事ですよ、もう駄々っ子の様でしたわ、後は香港事務所の連中が上手くやってくれたでしょう、やれやれです」。

 

 「それは御苦労様です、さっさとこちらも予定消化して、上海で美味い酒でも飲みましょう」と、これから起こる事態も知らず呑気な白楽雲です。

 

 次回、我々に降りかかる事態とは・・・。乞う御期待(そればっかだなぁムキー)。

 

 浙江省の略図を参考にして下さいね。

 

 

 

 

(つづく)


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